【イベントレポート】東京獺祭の会2016に参加しました。

2016.2.16

昨今の日本酒ブームを牽引している酒蔵のひとつでもあり、日本酒通でない方にも認知度の高い「獺祭」。

私が週一で女将を務めている有楽町の后バー有楽においても獺祭を提供させて頂いているため、今回は勉強も兼ねて「東京獺祭の会2016」に参加致しました。

毎年開かれている本会は、蔵元さんもいらっしゃり、獺祭渾身の銘酒を種類豊富に味わうことの出来る人気のイベントで、募集開始後約10分で全ての席が埋まってしまいまうほど。

乾杯は磨き二割三分で。

何が二割三分かと言うと、玄米の状態の23%しか残っていない状態、つまり玄米の77%は使っていないということです。
それだけお米の中心部、良い糖分の部分のみ使っており、磨きの美学を追求する獺祭ならではの技術です。

二割三分は乾杯にピッタリの華やかなお酒です。

三代目蔵元の桜井社長は、衰退しかけた蔵を独自の方向性で立て直されたご本人。
安価な商品からオール純米大吟醸という高品質・高付加価値商品へガラリと刷新され、ここまでの獺祭ブランドを築き上げました。

蔵元さんのお話を伺った後のお酒には、よりありがたみを感じます。
いくら大きな工場でも、いくら高度な技術でも、やはり美味しいお酒を造り上げていくのは人の手なのですよね。

ちなみに、私は三割九分がとても美味しく感じたのですが、自身の貧乏性が手伝ってか、一番落ち着いて飲めたのは50%精米でした。
磨けば磨くほど、少しの量で満足出来るほどの充実感が有りますからね。

そしてお料理も充実でした。

スープ系とお酒を合わせること(液体×液体)に若干抵抗を感じていた自分を叱ってやりたい。
魚介のクリームスープが獺祭と合うこと合うこと!!
牡蠣やホタテの旨味と、凝縮された米の旨みが出会い、えもいわれぬ幸福を感じました。
スープだからこそ、お酒との一体感がより感じられた気がします。

ちなみに、この他にもパテドカンパーニュや鰆の粕漬け、牛フィレ肉のステーキ、デザートには酒粕入りプリンと、フルコースで頂けました!!

そして、普通に飲んだら飛び切り値の張る「遠心分離」タイプもご提供頂ける、太っ腹な獺祭様。

こちらは引換券と交換で頂けます。
前年には無い方式で、希少グレードも参加者全員が満遍なく飲めるよう改善されてのことのようです。

しかし、私の幼稚な舌では、まだ「雑味が無い」という月並みな感想しか申し上げられません…。
普通のタイプとさほど明確な大きな違いは感じられず、また、普通のタイプは常温で、遠心分離は冷酒だったため、感じ方にも違いがあったと思います。
どうか、実際に皆さんの舌で感じられてみると良いかと思います。

そして今回最も印象に残っているのが、「磨き その先へ」。

世界に誇れる国酒として、日本酒の価値を更に高めるべく開発された高価格商品なのですが、磨きを追求する獺祭にして、なんと精米歩合は非公開!

更にはラベルの文字は全て手書きであるなど、何かと話題を呼ぶ一本です。

心して頂いたところ、まさしく水の如し。まるで澄んだ小川を口にしているような感覚です。
ほのかな甘みは有りつつも、二割三分のフルーティーな甘みと異なり、美味しい水に感じるような透明感のある甘みです。
とても獺祭らしい美しいお酒でした。

お世話になっている酒食ジャーナリストの山本洋子さんもいらっしゃっていました。
桜井社長を囲んでの一枚。

チケット即完売の理由が分かる、とても満足感の得られるイベントでした。
今後の獺祭にますます期待です!!

kajin09

TOKYO

フードコーディネーター

真野遥

好きな日本酒の銘柄:丹沢山、風の森、若波、伯楽星、日高見、早瀬浦、会津娘、天狗舞、天の戸、不老泉etc

お酒大好きフードコーディネーター。 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業。 最近のテーマである「出汁と日本酒」を基軸に、レシピ提案やフードコーディネート、ケータリング等で活動中。 有楽町の「后バー有楽」月曜女将。 まだまだ勉強中の身ではありますが、日本酒の魅力や食器・酒器、日本酒に合うの料理のレシピなどを沢山ご紹介していけたらと思います!

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