佐賀蔵訪問 基峰鶴

2015.11.22

先日、思い立って佐賀の蔵元様にお邪魔してきました。

始発の飛行機に乗ってびゅーんと1時間半。
福岡って近いんですね!九州初上陸!

佐賀の酒屋さんにアテンドしていただき、向かいますは佐賀県の銘酒「基峰鶴」を醸していらっしゃる基山商店様。

弟さまが(ほぼ一人で!)醸し、お姉さまがサポートする、家族経営の蔵です。

お伺いしたのは酒母1本目のお忙しいときだったんですが、快く受け入れてくださいました。

IWC金賞受賞の実力派なんですが、ひとつひとつの作業を手作業で丁寧に、造っていらっしゃいます。

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お伺いした日は、今年最初の酒母を仕込んでいる真っ最中でした。

酒母とは米麹と蒸米と水をまぜたものに酵母を加え培養したものです。

麹菌の生成した酵素によって、蒸米のでんぷん質を糖質へ分解していきます。

それを酵母菌が炭酸ガスとアルコールに分解していきます。

小さなタンクから、だんだんと量を増やし、大きなタンクへ移していきます。

米も小さなざるで毎回手洗い。真冬に水でたくさんの米を手洗いする作業。

決して楽とは言えない作業ですが、「やー大変でしたね!」と笑顔で話す杜氏さん。頭が下がります。

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蔵見学に伺うと、いつも感じるのが蔵元の個性です。

米、酵母、麹、土地、空気、温度、湿度、年度、人など、まったく同じ条件の蔵などないのに、全く同じ酒などないのに、毎年毎年個性豊かなお酒たちが競っているのは、とても感慨深いものがあります。

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佐賀で購入してきたので、さっそくいただきました。

基峰鶴 純米吟醸 山田錦

醪タンクからしか感じられないような、少しツンと、そしてしゅわっとした炭酸ガスの香り。

しぼりたての生酒です!と言わんばかりのフレッシュさと吟醸の香り。

口に含むとやわらかな口当たりで舌の上をすーっとすべっていく。

ほんのりと、青りんごのようなさわやかな甘みと、おだやかできれいな酸味ですーーーっと消えていく。

香りはフレッシュで元気いっぱいなんだけど、飲むととっても落ち着いているという。。

飲んだ瞬間、全身の筋肉が緩むような優しさと、きちっとした芯のあるお酒です。

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ぜひ、行きつけの酒屋さん、飲食店さんで「基峰鶴ってあります?」って聞いてみてください。

そこから広がる酒屋さん、飲食店さんとのコミュニケーションを楽しんでみてくださいね☆


そんな素敵な蔵元様
佐賀の銘酒「基峰鶴」を醸す木山商店様のHPはこちら。
http://kihouturu.com/

kajin19

TOKYO

酒飲み、利酒師、焼酎利酒師

今井志緒里

好きな日本酒の銘柄:羽根屋、七賢

岐阜県出身。 高校卒業後、東京農業大学 醸造科学科へ進学。 在学中、日本酒への興味が湧き、大学卒業後は大手日本酒販売店へ就職。 転職により日本酒の業界から離れたことで「やはり自分の住む世界は日本酒の世界だ」と認識。 現在は利酒師、焼酎利酒師として日本酒と食に関しての事はもちろん、飲酒をする方の健康面に関してのイベントや情報も発信する。 『まず、日本酒に触れてみる。 学問として発酵を学んできた人間としての視点から そんなきっかけづくりをしていきたいと日々感じています。』

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