香港で人気上昇中の日本酒!~酒類国際見本市 International Wine&Sprits Fair 2015~ Vol.2

2015.11.14

皆さん、こんにちは!香港在住のフリーアナウンサー、楢橋里彩です。

前回の続き、アジア最大級の酒類国際見本市「International Wine & Sprits Fair 2015」の模様をお届けします。

岡山県嘉美心酒造会社代表取締役の藤井進彦さん。

私が手にしている黒ボトルは「冬の月」。
米どころ岡山県のできたて新米を使った、まさにお米の味、旨みがしっかりと凝縮された純米吟醸。
さっぱりしたなかにもほんのり甘味があります。


日本での日本酒消費率が低迷している現実をどうみているか、単刀直入に伺いました。


藤井さんは「時代の変化とともに確実に状況は変わりました。消費率が高かったころのバブル期はまさに、宴でどれほどのアルコールが消費されていたか。それは、美味しさを求めているものとは違うものだったことは否めません」と話したうえで、
「今の状況を低迷だとは思わない」ときっぱり。

「確かに昔に比べて減少しているかもしれません。ですが今のほうが、しっかりと味にこだわり本物を求めている人増えていると思う」とのこと。
力強くお話をしてくださいました。

長野県の「真澄蔵元」の酒を香港に卸しているのはCella MASUMI Asia Limited シニアセールスマネージャーのTony Leeさん。
とてもスタイリッシュなボトルが特徴の「真澄」は今年8月に製造されたばかりの新商品、純米吟醸。

長野県産の米「美山錦」「山田錦」にこだわった日本酒は、端麗辛口、しかも12%と、とても飲みやすい。食事の味を邪魔しない、さっぱりの中にふんわりした風味。
Tonyさんは「ワインとは異なる旨みと深みがあるのが日本酒ファンを香港でも確実に広がっています」と話します。

会場で偶然お会いした、香港のワインスクール「Hong Kong WINE Academy」学長のKarl Lungさん。
日本酒ブースを一つ一つ丁寧に回りながら、慎重に試飲をしていました。
聞くと、ワインスクールのなかで、3年前に「日本酒セミナー」を新たに開講しているとのこと。
一クラス100人を超え、人気が高まっているのだそう。

「日本酒は食事を選ばない。刺身のような鮮度の高い生魚から、中華のようにこってりした料理まで幅広く柔軟に対応できる、それが日本酒の素晴らしいところ」とKarlさん。今後も日本酒クラスは増やしていくそうです。

さて、取材の様子を一部ご紹介しましたが、お分かりのように、香港では、日本食と同時に日本酒の人気が高まっているのがわかります。
会場では、他にも、お酒をより楽しく飲むための色とりどりの「美濃焼き」の酒器が展示されました。

株式会社カネコ小兵製陶所の代表取締役社長 伊藤克紀さんと。

日本酒をより楽しんでいただくための酒器の美しさ、こだわりが感じられるものばかり。商品はこれから香港でも販売していくとのこと。「酒器の興味を持っていただく延長線上に、岐阜県への誘致になったらこんなに嬉しいことはありません」。

世界各国のブースを周りましたが、日本のブースが最も多くの人が集まっている印象を受けた今回のイベント。
まもなく「新潟SAKE2015」のイベントも控えている今、香港の日本酒はアツい~!!

香港ではこうした大規模なイベントだけでなく、日系の和食レストランなどでも定期的に日本酒イベントなどが開催され、日系レストラン全体が盛り上がります。

今後も日本ではあまり知られない、香港の日本酒事情のリポートしていきますのでお楽しみに!

kajin34

香港

フリーアナウンサー

楢橋 里彩Risa Narahashi

好きな日本酒の銘柄:玉出泉(大賀酒造)、黒兜(池亀酒造)

福岡出身。 香港在住。フリーアナウンサー。 NHKリポーター・ディレクターを経てフリーに。ラジオDJとして活動後07年より中国に渡り大連電視台にて日本人アナウンサーとして勤務。その後香港に移住。現在はフリーアナウンサーとして、トップ対談インタビュア、イベントなどのMC、企業トレーナー、マナー講師、執筆活動と幅広く活動中。 日々の香港生活、ニュース、グルメ情報を毎日発信しています。 ▶ブログ「彩り亜細亜地図」http://nararisa.blog.jp/

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