【酒旅のススメ】寒風沢(さぶさわ)ってご存知ですか?

2015.11.3

え?どうせ酒の名前だろうって?

いや、まあ結果としてはそうなのですが。。。酒の名前でも演歌のタイトルでもございません。実は宮城県、塩釜から連絡船で巡ることができる、浦戸諸島の一つの島なのです。宮城と言えば松島が有名で、わたくしも宮城に長年暮らしていたことがあるものの、、、正直存じ上げませんでした。

そんな寒風沢島では現在減農薬、または完全無農薬でお米の栽培がされ、そのお米を使い日本酒を醸すというプロジェクトがなされているのです。先日、日本酒サロン、ozで浦霞の製造元が醸したお酒、その名も「寒風沢」をいただき、きれと酸があり、シャープでありつつ、力強い(といっても米米した雑味ではなく)味わいに魅せられ、ぜひそのお米を見てみたいと今回の稲刈りイベントに参加いたしました。

東京から仙台まで始発の新幹線で行き、そこから仙石線で本塩釜へ。駅から歩いて10分ほどのマリンポートから連絡船にのり、鴎と共に湾を遊覧すれば

寒風沢島はすぐそこです。

風をきる船旅は心地よく、

揚げたてはふわっふわ、うわ~お魚のすり身って甘いのね!と感動のまるぶん食品さんのさつまあげをいただく至福。

これで日本酒さえあればいうことなしなのに~っと叫んだ女がいたとかいないとか。。。

そこはそれ。

そんなこんな行っている間に、人口100人程の寒風沢島へ到着。

やってきました寒風沢島。黄金色の稲穂が我々を迎えてくれました。

完全無農薬で栽培されているのは宮城の米、ササニシキ。無農薬の田圃には幻の黒メダカも泳いでおり、辺りには蜻蛉が無数の蜻蛉。幻想的ともいえる現風景がそこにはありました。
なんて、うっとりしている暇はなく、稲刈り時季であっても水が張られた田圃は場所によっては膝までつかってしまうぬかるみ。油断すると足をとられて転びそうになり、、、片手に鎌を持ちながら、なんともスリリングな稲刈りでありました。

っと労働した後の一杯は格別。

昼からしゅわ~っといただくのに最高なのが、宮城の酒、一ノ蔵のスパークリング日本酒、すず音wabi。きゅんっとした酸がフルーティーでスパークリングワイン感覚でワイングラスでいただくのがご機嫌。

目の前の宮城の海とマリアージュ。外で呑むスパークリング、昼から呑む酒、最高ですっ!

その後、さらに稲刈りをし、稲干しを体験した後は寒風沢島をぶらりとお散歩。ほとんどが森林で歩くことができる場所はぷらっと一周するのにちょうどよい大きさ。神社やお地蔵さまなど見どころもあり、


また島のあちこちには可愛い寒風沢キャットもおりまして楽しい町歩きです。

古くから漁業の島であった寒風沢は現在も漁や牡蠣の養殖が盛ん。そんな中、農業にも力を入れていこうという動きがあり、その一環がこの寒風沢米プロジェクトなのだそうです。
牡蠣も美味しいですし、土壌もミネラル豊富そうですので、ワイン作りなんかもできるのかしら?と思ったのですが、なんと寒風沢島では葡萄作りが禁止されているのだそう。なんでも神社にまつられる神様が葡萄の枝で怪我をしてしまったといわれていることからなのだとか。

そんなことあるのねと思いつつ、実際に旅をすると、いろんな発見があるわと思いつつ。

そんな謎めいた寒風沢島から無料の渡船で5分程、

お隣の野々島は、思わず「ラピュタは本当にあったんだ!」と言いたくなる不思議な建造物が島のあちこちにありました。古代文明がここで栄えていた?

真相はあなたの目で確かめてみてください。

野の島から沈む夕日を眺めながら、塩釜に帰ります。

2島を含む浦戸諸島は花や猫が溢れ、ぷら~っと連絡船で回ることができ、可愛いが一杯。女子旅にお勧めです。
http://www.city.shiogama.miyagi.jp/urato/index.html

っと風景も酔いですが、宮城といえば伊達うまし、次は宮城グルメをご紹介いたします。うい~。

<つづく>

kajin15

TOKYO SYUTOKEN TOHOKU KOUCHI

日本酒ナビゲーター,お燗名人,酔画師

酔いどれんぬ

好きな日本酒の銘柄:文佳人、萩の鶴、土佐しらぎく、安芸虎、乾坤一

秋田の母と京都の父の間に生まれ、米処宮城で育った生粋の日本酒好き。

作って呑んで、旅して呑んでをモットーに、肴を作って呑む日々。カフェで日本酒、肴を提案する傍ら、現在楽天レシピの公式アンバサダーとしておつまみ名人担当。作成肴レシピ数3000超。簡単居酒屋、バル料理はもちろん燻製料理も作成。

日本酒って美味しいだけではなく、楽しいをモットーに日本中を旅して新しい魅力を発見。呑んで描く、酔画師の一面も。

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