農大OGが綴る、清酒と日本酒

2015.9.21

東京農業大学を卒業し、テキストやレポートから遠ざかってはや○年。
たまには文字をアテにお酒を飲むのも良いものです☆

例えば
普段何気なく使っている「日本酒」という言葉。
そして、なんだかよく見る「清酒」という文字。

この二つの違いをご存じですか?


学生の頃、教授に
「農大生として、清酒と日本酒を混同しないように」と言われたものです。


「清酒」とは、酒税法に記載されている名称で、普段私たちが「日本酒」と呼んでいるものです。

法律が存在するくらいですから、明確な定義があります。


一方「日本酒」という文字は酒税法の中では出てきません。

なぜなら「日本酒」とは明治時代に輸入されるようになったビールやワインと、日本古来のお酒を区別するために使用され始めた言葉だからです。

すなわち、日本特有の製法で造られたお酒の総称が「日本酒」なのです。

つまり、本来ならば焼酎も泡盛も同じ「日本酒」ということになりますが、いつからか日本酒と清酒が混同してしまったようですねー。


最近では「日本酒」=「清酒」との認識が強いので、清酒、焼酎、泡盛など併せて「國酒(こくしゅ)」とも呼びますよね。


つまり、整理すると

清酒:酒税法上での呼び名。米と水を発酵させて濾した酒のこと。

日本酒:広義は日本特有の製法で造られた酒。特に清酒のことを指す。

といったところでしょうか。


こんなウンチク語りな私ですが、知識でお酒を飲んでほしいとは思っていません。

ですが、知っていることで感じられる価値や感謝はあるのではないか、と思います。


よい一日を☆

kajin19

TOKYO

酒飲み、利酒師、焼酎利酒師

今井志緒里

好きな日本酒の銘柄:羽根屋、七賢

岐阜県出身。 高校卒業後、東京農業大学 醸造科学科へ進学。 在学中、日本酒への興味が湧き、大学卒業後は大手日本酒販売店へ就職。 転職により日本酒の業界から離れたことで「やはり自分の住む世界は日本酒の世界だ」と認識。 現在は利酒師、焼酎利酒師として日本酒と食に関しての事はもちろん、飲酒をする方の健康面に関してのイベントや情報も発信する。 『まず、日本酒に触れてみる。 学問として発酵を学んできた人間としての視点から そんなきっかけづくりをしていきたいと日々感じています。』

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