【酒旅のススメ】○○○のタタキで高知、久礼(くれ)で呑んだくれ

2015.8.29

高知でたたきといったら、どうせ鰹でしょ?そう思ったそこの貴方!

高知は鰹だけではないのですよ。うふふふ。

正解はCMの後で。とにもかくにも、美酒と美食の国、酔いどれ高知紀行前編、土佐久礼、中土佐編のはじまりはじまり。

寸暇を惜しんで呑むのが飲兵衛。うい~。

エコノミークラスでも心はファーストクラスとマイグラスを取り出して機上で呑みます。いきなりマイグラス取り出して朝っぱらから日本酒呑みだした女にCAさんも目を白黒。

「素敵なグラスですね!」とおっしゃってくださるさすがのサービス精神。

高知に行くので高知の酒を、と思って自宅にあった安芸虎、朝日を小瓶に詰め替えてマイラベルを描いて持ってきまして朝から一献。ん~空の上での一杯、雲を眼下に呑む一杯は最高!っと空飛ぶ酔っ払いは、

陸に降りても酔っ払い。うい~。

空港からバスで40分ほどで高知駅へ。そこから電車で40分ほどで土佐久礼に到着。駅から歩いて10分ほど、とれたての鮮魚や生鮮野菜が並び小さいながらもぎゅっとうまみが詰まった大正市場へ。

こちらではとれたて、おろしたての刺身を買ってお店でイートインできたり店先で食べることができます。お酒も持ち込み可のところが多いです。
なので、日本酒品ぞろえがあまり豊富ではないことを前回来たときに学んでいたもので、ぜひ久礼の鰹に合わせたい酒をと西岡酒造さんの久礼を瓶に詰め、マイラベルをつけて持ち込みし、鰹丼とマリアージュ。

久礼の酸と鰹の鉄、ミネラル感のマリアージュ。真昼間からいただく至福。

そして、はい、○○○のタタキ。正解はうつぼのタタキです。

う、うつぼ?とあの外観から恐れおののくことかと思いますが、いただくとぷりっぷりの身に衝撃が走ります。地鶏の炙りのようといいますか、白身で味わいは淡白かつ上品。低カロリーでコラーゲンたっぷりの食べる美容液。うつぼもぷりぷりなら食べた翌朝のお肌もぷりぷり。

高知トマトとカルパッチョ風にしてもご機嫌だろうなと妄想しながら飲んだ後は、

歩いて10分ほど。西岡酒造さんへ伺います。

高知で最も古い蔵である西岡酒造さん。風情ある建物で暑い高知の夏ですが、蔵の中に足を踏み入れるとひんやり。

試飲販売もされていらっしゃるので是非いろいろ呑まれて好みのお酒を見つけてください。高知の柑橘、仏手柑を使ったお酒もすっきりとした酸がご機嫌でソーダ割り、暑いときにはかき氷にかけて食べたいご機嫌なお味。

西岡さんのお酒は漁師町なので魚にあうきりっとしたお酒があるのはもちろん、海の町なのですが振り向けばすぐそこは山、実は猟師町でもあるのでお肉、ジビエなどに合う旨みと味わいが濃いフルボディのお酒も醸しております。

副杜氏の島村様に蔵を案内していただき、西岡様とぱちり。

土佐久礼には全国で3軒しかない七面鳥農家の七面鳥が食べられる數田さんもありますので魚はもちろん肉とのマリアージュもご堪能あれ!

っといいながらも、やはり美しきエメラルドグリーンの太平洋がばんっと開ける高知の魚は最高!

西岡酒造さんのおりがらみ純米吟醸はグレープフルーツ、文旦を思わせるきゅっとした酸と苦みが程よく、そこにおりがらみからくる米の旨みとまろやかな甘みがクリーミーさを伴ってしかけてきまして。。。高知ってトマトとニンニクが美味しいからでしょうか、、、なんだかイタリアンをあわせてみたくなるのです。

冒頭で○○○のタタキ、で鰹のタタキではありませんと書きましたが。。。やはり高知で食べていただきたいのが鰹のタタキ。

はじめて高知を訪れ、高知市のひろめ市場で鰹のタタキを食べ、東北、関東で食べてきた鰹のタタキはなんだったのかと目からうろこ。10倍は美味しいと思いました。
が、中土佐でその日あがった鰹をさばき、藁焼き体験して食べた鰹の藁たたきはさらに10倍美味しい!


10倍の倍率どん、さらに10倍、はらたいらさんに1000点!

注)昭和の人だけついてきてください。

つまりは100倍美味しい鰹です。といいますか、、、ジャンルが別物。

わたくし、、、魚を肉に例える表現って好きではありません。よく、鮪のトロを食べて、わ~すごーい!霜降り牛肉みたい~っとテレビで言いますが、そのたびに、はあ?っと思います。

が、、、

が、、、言ってしまいたい。。。藁焼きたたきは、、、極上の鉄板焼きステーキです。

さしがはいっているように見えないのに、口に含むと焼きたての藁のきれいな香ばしさ、かりっとした歯ごたえから、、、じゅわ~じゅわ~っとしたたりおちる肉汁。肉汁です!

えっ?なになのこの美味しいさ?薬味が不要というよりむしろ邪魔。塩だけつけていただくと、歯ざわり、舌触り、そして肉汁と、、、エロティックなおいしさ。。。官能的で、食べていると赤面してしまうような新食感。そこに西岡さんの久礼を合わせて、、、うい~っ!

っと鰹のタタキもぜひ食べていただきたい中土佐ですが、今の時期絶対に食べていただきたいのが幻の食、メヂカの新子。

宗田鰹の子供なのですが、足が速いので食べられるのはこの時季、そしてここでだけ。まさに幻の食なのです。

大正市場ではお母さんたちがとれたてをおろしたてしてくださいます。

鮎って不思議と胡瓜の香りがしますわよね?それと同じくこちらも柑橘を思わせるフルーティーな香りがし、、、そしてこの新食感。ブラインドで食べると、、、、え?わたくし今わらび餅食べている?と錯覚する独特のもちもち感。

かつ、そのもちもちの肉感が背徳を思わせ、、、フルーティーでフレッシュなのに、どこかエロティックである味わい。

それに久礼をきゅっと合わせて呑んで、、、一升瓶空けて背負ったのが冒頭の写真。

っとしこたま飲みましたが、宗田鰹はタウリン豊富で肝臓に酔いからなのか、、、二日酔いもなく翌日もフルスロットルで呑んだ酔いどれ高知紀行、高知編は後ほど。

今酔いもお付き合いいただいてありがとうございます。ごきげん酔う、さ酔うなら。

kajin15

TOKYO SYUTOKEN TOHOKU KOUCHI

日本酒ナビゲーター,お燗名人,酔画師

酔いどれんぬ

好きな日本酒の銘柄:文佳人、萩の鶴、土佐しらぎく、安芸虎、乾坤一

秋田の母と京都の父の間に生まれ、米処宮城で育った生粋の日本酒好き。

作って呑んで、旅して呑んでをモットーに、肴を作って呑む日々。カフェで日本酒、肴を提案する傍ら、現在楽天レシピの公式アンバサダーとしておつまみ名人担当。作成肴レシピ数3000超。簡単居酒屋、バル料理はもちろん燻製料理も作成。

日本酒って美味しいだけではなく、楽しいをモットーに日本中を旅して新しい魅力を発見。呑んで描く、酔画師の一面も。

このキュレーターの他の記事を見る
Page Top