美味しい日本酒を求めて~京都・滋賀編~(プロローグ)

2015.8.15

大変恐縮ながら、密かに憧れを抱いているSAKE佳人、酔いどれんぬ様と京都かぶりしてしまいましたが、ここはいっそ開き直り、私は私で「酒旅~京都・滋賀編」を綴らせて頂きたいと思います。
酔いどれんぬ様、悪しからず。


さて、京都狂いの私は、3ヶ月に一回(毎シーズン)京都へエネルギーをチャージしに行っており、そんな訳で今回も夏の京都へ訪れたのですが、今回は思いがけず、滋賀の酒蔵へ赴く運びとなりました。


遡れば6月の某日、かねてより愛飲している銘酒「丹沢山」を醸す神奈川県の「川西屋酒造」さんの飲みきり会に参加し、私の飲みっぷりに工場長含む一同にドン引きをくらった日のこと。

蔵に貼ってあった雑誌の切り抜きで、京都は鞍馬口にお店を構える料理店「若水」さんを知り、「次京都に行ったら絶対立ち寄ろう!」と思い立ったのです。


そして時は流れ、8月のお盆前、夏の京都にやって参りました。


夏の京都は、涼やかな庭園を眺めながらゴロゴロがたまりませんなあ。
(こちらは高台寺の圓徳院。)

はあ、心が洗われる。


しかし!今回は単なる旅行ではなく、美味しい日本酒を求める旅でもあります!
早速初日から、夕暮れどきの「若水」さんにお邪魔しました。


カウンターの向こうには若く清々しい雰囲気のご主人が仕込みをしながらお出迎え。店内は清潔感が有り、綺麗な印象。


そしてカウンターに腰掛けホッと一息・・・つく間もなく、目の前に飛び込んできた光景に鼻息を荒らげるわたくし。

出ました!!カウンターには川西屋さんのお酒!!
ラベルを眺めているだけで悦に入ってしまいます。

初めは神奈川県の酒米「若水」を使用した純米吟醸の「白隆」を頂きました。

川西屋さんのお酒に外れ無し!!
瑞々しく、米の旨みがしっかりして、かつキリッと後味爽快!!


そして肴も文句なし。

左から、とうもろこし、牛たたき寿司、葉わさび、納豆、いしり豆腐、袱紗卵。

酒飲みの心を鷲掴みにする肴たち。

ご主人は創作料理を得意としているようで、いしり豆腐は市販のものではなく、独自の製法で豆腐にいしり(魚醤)と山芋等を合せ再び固めたものということで、いしりの複雑な旨みとホワーっと消えていく口当たりが、お酒を優しく包み込んでくれるのでした。


旨い肴に旨い酒。
あゝこの世は極楽か。

はてさて、この幸福感のまま川西屋さんのお酒で攻めるか?それとも冒険するか?

心の中で葛藤しつつもご主人と楽しく歓談し、今回の旅で滋賀の某酒蔵に飛び込みで行ってみようと計画していることをご主人に告げたところ、「それならむしろ、この蔵に行ってみてください!」とご紹介を受けたのがこちらのお酒。

滋賀の吉田酒造さんの竹生島!

竹生嶋、都内には殆ど出回っていないそうで、恥ずかしながら今回が初対面でした!!


初めはにごりから味見させて頂きました。


ゴクリ。

ふわ〜〜

にわかに宙に浮いてしまうような美味しさ。
まるでヨーグルトのような爽やかな香りと程よい酸味!!にごりなのに全っ然重くない!!


お、美味しい。。


お次に、辛口純米生原酒タイプ(後ろにちらりと写っているもの)をいただくと・・・
むむむ、、こちらも美味しい!!

聖水の如く柔らかい酒質に、優しい甘味と芳醇な香り、しっかりした旨み。そして、ダラダラと残らず消えていく軽快さ。こ、これは、いくらでも飲んでしまえる。


一体全体、このお酒はどんな人がどんな場所でどんな想いで作っているのかしら。


もう、味覚は脳を通過せず言わば反射的に「行くしか無い!」という判断を下し、ご主人のご紹介で蔵にお邪魔する運びとなったわけです。


人生、何があるか分からないものですね。
一体どんなめくるめく日本酒ワールドが私を待っているのか!

後編へ続く!!

kajin09

TOKYO

フードコーディネーター

真野遥

好きな日本酒の銘柄:丹沢山、風の森、若波、伯楽星、日高見、早瀬浦、会津娘、天狗舞、天の戸、不老泉etc

お酒大好きフードコーディネーター。 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業。 最近のテーマである「出汁と日本酒」を基軸に、レシピ提案やフードコーディネート、ケータリング等で活動中。 有楽町の「后バー有楽」月曜女将。 まだまだ勉強中の身ではありますが、日本酒の魅力や食器・酒器、日本酒に合うの料理のレシピなどを沢山ご紹介していけたらと思います!

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