日本酒はフランスでも大人気?

2015.8.5

初めて投稿させていただきます。
都内やパリで行っている日本酒教室で気づいたこと、日本酒好き女性にとって面白い!
と思っていただけることを投稿していきたいと思います。

さて、最近日本国内で盛り上がっている日本酒ブーム。
日本酒の輸出量も右肩上がりで、ここ10年間で3倍近くにまで上がったとニュースで話題にもなりました。


ということは、海外でも日本酒の時代が到来中?

昨年よりフランス・パリで始めた日本酒教室を通じて、現地の日本酒の浸透状況を観察してみたところ・・・



うーん・・・パリでは実際のところ、まだまだ、じわりじわりという印象でしょうか。

というのも、街中では、なかなか美味しい日本酒に出会う機会が少ないのが現状。

「和食レストラン」は街中のいたるところに存在しますが、9割以上が日本人以外の国籍の方による経営。
そういったお店では、白酒(パイチュウ・中国の蒸留酒)が「Sake」と言って提供されていることもしばしば!
多くのフランス人が「日本酒=アルコール度数の高いキツいお酒」と誤解していることも、日本酒がなかなか浸透していない一因のようです。
(もちろん、丁寧に管理された日本酒を提供しているレストランもあります。)


また、ワイン王国ですので、フレンチレストランではワインが当たり前。
まだまだ、"フレンチに合わせて日本酒を!" という粋な発想は広がっていない模様です。

でも、日本を訪れたことがあったり、美味しい日本酒に出会ったことがある人は、日本酒の素晴らしさを知っています。

日本酒教室は、そんな「ホンモノの日本酒体験」をしたことがある人が集ってくださり、始まりました。

嬉しいことにそういう方々が毎回、日本酒未経験のお友達を連れて来てくださいます。
初めて日本酒を口にした方は皆、その美味しさに目を丸くします。

「日本酒が、こんなにも心地よい香りを持ち、味わいも滑らかだとは知らなかった!」
と、感動して帰っていかれる姿がいつも印象的。

また、皆さんとても勉強熱心でじっくりと日本酒同士の色や香りを比べたりされます。
特にフランス人は普段ワインを飲み慣れていることもあり、香りの捉え方や、お酒の味わいから、合う料理を想像するのがとても上手。

アンケートには、どの日本酒も甲乙つけがたいとすべて気に入ったという方も。

ということでまだフランスでは、日本酒は知る人ぞ知る素敵なお酒、という位置づけです。

たった一度でも美味しい日本酒に出会えたら、日本酒の印象ってガラリと変わると思います。
これから多くの人に、その香りや奥行きある素晴らしい味わい、幅広いお料理との相性の良さを知られてほしいと願います。

近い将来、日本酒の美味しさを世界中の方々が知り、皆に笑顔で飲んでもらえるときがやって来るのが楽しみですね。

kajin11

TOKYO / PARIS

利き酒師、日本酒講師、酒販業運営

豊田麻美

東京都出身。大学卒業後、外資系IT企業にシステムエンジニアとして12年勤務、その後お酒の世界へ。
ワインインポーター、日本酒専門酒屋にて修行。
日本酒きき酒師、国際きき酒師、ワイン・エキスパート資格を習得。

フランス・パリ在住のパートナーと共に、フランス人向け日本酒教室『L’ecole du Saké』を開始(2013年〜)
都内にて寿司屋とコラボした『日本酒の基本勉強会』を毎月開催(2015年〜)
「日本酒にしようプロジェクト」として、市場では入手できない「搾りたて」「鮮度抜群」な日本酒を、毎月全国各地の酒蔵からご自宅に直送する日本酒通販を運営(2015年〜)

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