What is FASHION for you?

2015.7.23

"What is FASHION for you ?"



わたしにとってファッションはあくまで自分のためのものだと思ってる。

眠るときも毎にち欠かさず

眉毛だけはペンシルでなぞってから眠るうちのmamaよりは

その感覚を自分のものに出来ているのかは謎だけど、

今日選ぶかもしれなかった胸元がちょっと露呈してるかもしれないワンピも、

お祭りでもないのに着てみる浴衣も、

長年大事にしてるクラッシュデニムも、

いつの間にかクローゼットの中に眠り続けていたTシャツを部屋着にするのは卒業して

自分の部屋だけで着るroom wearも

全部自分のため。




ファッションは自分を形取り、

自分が何者かを表現する文化手段であるし

文化は無くても死ぬわけじゃないけど

あったほうが塩胡椒が効いてて美味しく生きられるでしょ?

無いと世界が狭く感じるし、

e i θ=cosθ+ i sinθ とか言ってみたりして。



自分のために

自分で丁度いい塩梅のあたたかい料理を

あたりまえに作るっていうような

よりふつうを追求できるのってある種のファッションだと思っている。

そしてわたしの周りは男女問わず

より感度の高いファッショニスタである人ほど

自分のために料理を作ることを惜しまない人が多いことにも気がついた。

ファッションと食文化は、

実はものすごく近い席にあるものなのか?



それだけ「自分」ターゲットである文化だけど

例えば好きな人が「可愛い系よりかっこいい系がいい」とかいう

なんの裏付けもない発言を耳にしたりしようものなら、

自分のためとか言いながらも

Alexander WangとかMaison Margielaの前をうろうろしてみたり..

そんなことは

女なら誰でも経験する通過点ではないか?



そこには「どんな作品(自分)であるか知ってもらいたい」

という内側の本質部分が密に関係している。



ワビサビの効いた奥ゆかしい日本人は

恋愛のみならず文化を発信すること、

更には文化を売ることでお金を貰うことに抵抗を感じ続け

律儀に「イイもの」を作り続けるだけでいいの?

もうみんながそう気付き始めているのだと思う。



「イイもの」の値打ちを

注目して評価してもらえるファッション(宣伝)は

ディスカウントせずに日本文化を買ってもられるために不可欠なエレメントなんだと思う。



日本酒造りは寒造りといって細菌の入り込みを防ぐために夏には行わず

冬に仕込むものだが

最近は機器の発達によって年間通して行える、四季醸造というものもあって

日本酒のことを知らない人間や子供、外国人でも

ひとつのスタイルとしてもっと現場を見学したり知ってもらえることで

より日本酒を楽しんでもらうきっかけになるんじゃないか。




蔵元さんの情念深い職人技の集大成である「日本酒」の歴史や文化は

日本酒好きの人間でも知っている人間は少なく、


国酒である日本酒は

もっと気軽に手にとってもらえる要素を持っていいはず。



グルメな友達に勧めてもらった知らない銘柄の日本酒を試すのも


自分の部屋に来てもらったら

ちょっと素敵な気持ちになれそうなルックの日本酒を試すのも、



どちらも自分のための文化である。



まるで香水の瓶のようなそれは、


わたしに色んな魅力を教えてくれそうな気がした。

bijin30

TOKYO

代表取締役 / 株式会社 5TOKYO

野口万紀子 [ No.0030 ]

好きな日本酒の銘柄:ロ万・鍋島・手取川・北光・達磨正宗

<株式会社 5TOKYO 代表取締役 / クリエイティブディレクター / コラムニスト>

【取得資格】
SSI認定 唎酒師
WSET LEVEL1 AWARD IN SAKE
SSI認定 日本酒ナビゲーター
日本野菜ソムリエ協会認定 パーティースタイリスト

【プロフィール】
東京都目黒区生まれ。女子美術短期大学卒業。モデル、芸能活動後、外資系アパレルブランド、融資コンサル会社等での経験を経て、ライター業に転身。その後、株式会社 5TOKYOを設立。『日本酒 × ファッション・アート・音楽』をテーマに、日本の伝統とトレンドを「5感」で繋げる日本文化の楽しみ方を提案。ソーシャルメディア「SAKE美人」「HANA美人」キュレーター。和酒フェス公認 和酒アンバサダー。

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