[第一回]日本酒業界で働く人の話を聞いてみよう![後編]

2017.7.3

[第一回]日本酒業界で働く人の話を聞いてみよう![前編]を前回公開いたしました、
今回は[第一回]日本酒業界で働く人の話を聞いてみよう![後編]となります!
後編はMUEZの味やデザインのこだわり、なぜITを活用しているのかについてお伺いしております!

◆MUEZとは?


◆MUEZの4つの味こだわり

-----なるほど、MUEZさんの味のこだわりが、フレッシュ・華やか・ジューシ・キレの4要素を兼ね備えたバランスの良い味わいを目指していらっしゃると思うんですけど、なぜその4要素になさったんですか?

上田:それは僕が好きだからです笑。僕の好み。僕の美味しい日本酒の定義がこれなんですよ。

-----上田さんが今まで飲んだ中で、この4要素が際立っているものが美味しいなと感じていたと。

上田:今まで飲んで好きなお酒に共通した要素がこれなんですよ。だからまぁこれが違うというお客さんもいると思うんですけど、僕がプロデュースするからには自分が一番好きなものをプッシュして皆にも好きになってもらいたいですね。

-----beta0.1 beta0.2ときてbeta0.3になるわけじゃないですか、バージョンアップ3度目っていうことですけど理想と現実のギャップが今回のbeta0.3ではどこが埋められたのか、どこはそもそもギャップがなかったといった点はありますか?

上田:フレッシュさは常に搾りたてをすぐに蔵から直送するということでかなり出せていると思っているんですけど、香りの華やかさというところはまだもう少し出せるのかなと感じたので、蔵元さんと話をしてどうやったらもう少し華やかさ香りが出るのかなという話をしました。
日本酒の香りというのは、酵母をできるだけ生きづらい状況にすることで頑張って生きようとするときに副産物として生まれるそうで、もっと酵母にとって過酷な状況を作り出そうということになりました。
具体的には、タンクの温度をより低温にしてその分発酵期間を伸ばします。また、櫂入れというタンクの中を撹拌させる作業があるんですけど、これをあえてほとんどやらないことによって酵母が自力で繁殖を広げるようにします。毎バージョン、こういったトライを行っていきたいと思っています。


-----試行錯誤をかなりされていると思うんですけど、やはり失敗もあったと思うんですが、「この失敗は痛かったな」とか「この失敗がなかったら今のバージョンにはいっていない」みたいな失敗はありました?

上田:うーん、まだ2回しかやれていないので新たなトライをしたことによる失敗というのはないんですけど、一回目の時は意図せず酸味がかなり強く出てしまったというのがありましたね。そこについては、蔵の中の清潔さを保つための業務改善によってbeta0.2からはしっかりと修正を行いました。でもこれからも失敗恐れず、毎バージョン必ず新しいトライをやっていきたいですね。

◆MUEZのデザインはあえて日本酒らしくないシンプルでシックなデザインに。

-----MUEZさんといえば日本酒のラベルは和モノが多いと思うんですね、日本のお酒なので、なんかデザインを見るとワインやシャンパンなどのようなスタイリッシュさを感じるんですけど、やはりフレッシュ・華やか・ジューシ・キレを表現するっていうことであのデザインになっているんですか?

上田:うーんと、そういうわけではないですね、最近は色々出てきてますけど、伝統的な日本酒のラベルって全部同じじゃないですか。だいたい和紙に漢字で銘柄名が縦書きみたいな。どうせやるなら新しい人たちに向けたモダンでかっこいいデザインにしたいというのがあったんで、あえてその日本酒らしいデザインから離れて、純粋にMUEZとしてブランドとしてのイメージや姿勢をむしろ出していこうと思ってこのデザインになっていますね。iPhoneの箱とかって何かとっておきたくなるじゃないですか。MUEZのボトルも家に飾りたくなるようなものにしたいなと。買った時のワクワク感をボトルを見て思い出すとか。やっぱりボトルをとっておきたいなみたいな気持ちになっていただけると一番嬉しいですけどね。


-----なるほど、やはりMUEZさんのデザインってすごくシンプルなデザインであることに重きを置いていらっしゃっるなと思うんですけど、どこの要素は絶対残してここは切っていこうかなとかっていうお考えになられた部分ってあるんですか?

上田:とにかくミニマルでありたいという思いはデザイナーとも共通の美意識として持っています。なので、色は基本的に黒、白、シルバーぐらいしか使いませんし、無意味な装飾もしません。ラベルの書かれている内容も、MUEZという名前とbetaX.Xというバージョン名、「FREE YOUR MIND.」というブランドスローガンとそれに関連するメッセージのみです。
僕からデザイナーに大事にしたい価値観やターゲットなどを伝えて、彼が提案してきた方向性が僕的にもしっくりくるなと思ったので今のデザインの方向性になっています。ギフト用の箱も黒に白いラベルでシックなものになっています。食事の場面、プレゼントとして渡す場面などあらゆる場面で絵になると思います。


-----なるほど、ボトルをとっておくってイメージができるようなスタイリッシュなデザインであってECサイトを拝見したらラベルのシールだけという商品もそこからきているんですね。

上田:よく見ていただいてるんですね。beta0.1から買っていただいているお客さんでbeta0.1、0.2、0.3とボトルをコレクションしていきたいけど、それをやっちゃうと家の中が瓶で溢れかえってしまうからラベルシールだけでも欲しいっていうご意見をいただいたんで、beta0.3からはラベルシール単体での販売を開始しました。ラベルシールを別売りするって日本酒業界じゃまだ誰もやっていないんじゃないかな?MUEZはとにかく既存の枠組みにとらわれないブランドなので、こういった新しい取り組みも面白いんじゃないかなと思ってやってみました。

-----ユーザーからの反響はどうですか?

上田:まだやりだしたところなんであれですけど、既にお酒とシールを合わせ買いしている方もいらっしゃいますよ。ブランドに愛着を持っていただけているのかなと感じますね。

-----なるほど、また情報によるとMUEZさんのボトルのキャップにもこだわりがあるとか?

上田:そうですね、やっぱりこれも先ほどのデザインの話と同じでして。僕自身、日本酒の王冠を開ける時のワクワク感がいいなと思っているんですよ。四合瓶に王冠って珍しくて、スクリューキャップが多いんですけど、一手間がかかるけど開ける時のワクワク感大事にしたいなぁと。これは、大阪にあるキャップメーカーさんなんの新しい商品なんですけど、デザイン的にも黒の瓶にシルバーのラベルに対して黒の縁とシルバーのキャップなのでデザイン的にもぴったりマッチしたんでぜひこれを採用したいなと。委託先の蔵元は元々そのキャップメーカーとはお付き合いがなかったんですけど、僕からお願いして大阪にいらっしゃる営業マンの方にわざわざ山口の蔵まで来てもらって営業してもらいましたね笑

◆MUEZの社会に対してのアプローチの仕方は、会社員時代に培ったITのノウハウを使って若い世代に日本酒を伝えること。

-----上田さんの御経験上ネットに関するお仕事をされていらっしゃいますし、社会に対して目を向けた時にやっぱし使えるのはITの技術なんじゃないかなっていう風にお考えになられたのでしょうか。

上田:そうですね。先程もお話したように、今はITを前提として既存のビジネスを捉え直す時代です。まず僕がターゲットにしているのはITが使える若い層ですね、20代~30代くらいの人たちってITが生活の一部に入っています。ネットで物を買うことはもちろん日常茶飯事ですし、あらゆる情報をWEBで入手しています。そういう人たちが日本酒にハマるきっかけになるお酒になればいいなという風な位置づけでやっています。なのでMUEZでは販売もオンライン限定だったり、お客さんとのコミュニケーションも基本的にWEBを通じて行うという既存の蔵元や酒屋さんとは全く違うやり方をしています。
現代の若い人は忙しいですし、酒屋さんにわざわざ足を運んでお酒を買うっていうのはかなりハードルが高いと思うんです。日本酒好きな僕自身がそこまで頑張って買いに行くのがめんどくさいと思っています。日本酒業界は総じてネット販売に消極的ですが、自分が気に入っているブランドのお酒がちゃんとWEBで買えて家まで届けてくれるっていう、まぁ他の商品だったら当たり前にできていることを僕はしっかりやりたいなと、やるべきだなと思っています。
そして他のネット通販を行っている酒屋さんとの大きな違いとしては、会員制度があることですね。MUEZ MEMBERSという会員制度を先日始めたんですけど、その会員になっていただいた方であればお酒を買える仕組みにしています。

-----会員制度?会員さんでないと買えなんですか?!

上田:買えないですね。というのも日本酒あるあるなんですけど、十四代や而今など人気が出すぎると供給が追いつかなくなり、1本何万円というプレミアム価格がついてしまうという現象が起こってしまいます。MUEZの製造蔵はそういった蔵と比較してもさらに小規模です。それくらい人気が出る商品にしていきたいと思う一方で、もしそうなった場合に昔からファンでいてくれた人たちが買いにくくなってしまうのは僕としては嫌なんです。
特に、beta0.1や0.2をクラウドファンディングで支援してくれた方というのは、この世にまだ存在しないリスクの高い商品を、僕の思いや理想だけを判断材料に買ってくれた非常にありがたい存在なんです。
だから、こういった初期のお客さんはこれからも大事にしていきたいと思っていて、そのために会員制度という形で買える人の数をコントロールすることによって、初期からのファンの方が確実に定価で買える状態をキープしたいと思っています。

◆気になるMUEZの今後の展開は?

-----最後になりますが、MUEZの今後はどのように現段階ではお考えですか?

上田:まずは僕の理想に向けて一歩づつ味の改良を行っていきます。また、MUEZは日本酒そのものだけではなく、日本酒の楽しみ方全体を提供してく存在でありたいと思っています。MUEZ×◯◯といっった形でMUEZと相性のいいものを提案していきたい。
一つは食事との相性。最近日本酒でも食事とのペアリングという考え方が広まってきましたが、MUEZとこういう料理を合わせると美味しいですよという情報をブランドとして発信していくっていうのをやりたいなと思っています。
例えば、公式ストアで実は酒粕も売っているんですけど、酒粕とお酒って元々同じ醪を分けたものなのでこの2つが合わないわけがないのです。なので、酒粕を料理の中に調味料のようにアクセントとして入れることで、お酒と相性の良い料理を作ることができると考えています。今そういった酒粕を使った料理のレシピを料理家さんと一緒に作っていて、順次WEBを通じて発信していこうと思っています。

またカルチャーとのコラボみたいなのもやっていきたい。例えば音楽のアーティストさんライブとお酒を楽しめるイベントを一緒にやるとか、アート展でお酒を提供するとか。そういった日本酒と合わせると面白いカルチャーであったり異業種とのコラボも仕掛けていきたいと思っています。

◆ちなみに編集が気になるので聞いてみました

----本日はありがとうございました!ちなみに今のお仕事って楽しいですか?

上田:楽しいです笑、やりたいようにやってるんで、やっぱりどこかの企業に属すると意思決定って自分でできる範囲って限定的でまあ何か物事を決めるためにはいろんな人を通さないといけないんですけど自分でやる分には全部自分で決めるし全部その結果が返ってくるんで、まぁもちろんプレッシャーもありますけど逆にその相談する前にまずやってみれば答えが返ってくるんでそういうリアルタイムに反応がわかるっているのは楽しいですね。これからMUEZが進化し続けるその過程をみなさんと楽しめたらなと思っています。

いかがでしたでしょうか?
前編後編としまして今回で以上MUEZプロデューサー上田さんの
インタビュー記事とさせていただきます!
上田さんインタビューを快く引き受けていただきありがとうございました!

本当にMUEZの今後の展開がますますきになりますね!
インタビュー中にもお伺いしたSTOREやMUEZに関しての詳しい情報は下記から見ることができます!
また公式LINEに登録すればMUEZさんからフレッシュな情報が!


◆MUEZ

◆STORE

◆LINE

また、今回インタビュー場所としてご協力いただきました、自由が丘の大人が寛げるカフェ「wine & coffe Navio」さんでは「都会に居ることを忘れるような場所。」をコンセプトとして自由が丘駅から徒歩30秒ととてもアクセスが良く。昼顔、夜顔、全く異なるふたつの表情を併せ持つカフェ。店内はカウンターとテーブル席があり、コーヒーは静岡県富士宮市にある「tencafe」から仕入れるこだわりのコーヒー豆を使用。カフェはもちろん、食事やお酒も充実し、自社輸入のワインを30種類以上ご準備。シェフによるカジュアルながらも贅沢な食材を惜しみもなく使用しカフェでありながら少し贅沢なお食事やスイーツをご用意とのこと!ぜひご近所をお立ち寄りの際は訪ねてみては?

◆wine & coffe Navio

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