英国人杜氏、フィリップ・ハーパーさんに学ぶ熟成酒

2017.7.5

映画「KAMPAI!」を観てから一度お会いしたかった、木下酒造の杜氏フィリップ・ハーパーさん。
機会があり、勉強会に行ってきました。

テーマは「熟成古酒の魅力」について。

私もまだまだ熟成酒は飲んだ経験が浅く、初心者のレベル。
今回、その魅力についてたくさんのことを学ぶことになりました。

ハーパーさんがいらっしゃる京都、木下酒造で作るお酒のうち、5種類の熟成酒をテイスティング。
その味わい・香り・色などを比較して学びます。

私たちが日頃飲む日本酒は、その多くが出来立てのフレッシュなものです。
出来立てのあらばしり、しぼりたて、生酒など・・・

ワインと比べて日本酒は「熟成」の概念が少ないお酒です。

秋に飲むひやおろしが、夏を越して出荷されるという点で少し熟成されていますが、それでも半年程度のものです。

熟成酒は一般的には3年以上寝かせたものを言います。(もちろん、日常的に飲むものの中には1年や2年の熟成のお酒もありますが。)

こちらは2年熟成されたものです。
白ワインのような、淡い、黄金色をしています。


こちらは琥珀色、とでも表現しましょうか。
これで3年熟成されたものなので、先ほどのものと1年しか違いませんが随分と違いがあります。

少しお醤油のような香ばしい香り、プリンのカラメルのようなトロリとした甘み・・・


日頃飲む日本酒、たとえば純米大吟醸などは、精米歩合の低いお酒が高級で良いお酒とされています。

ちなみに、上の写真で私が飲んでいるお酒は、精米歩合88%の純米酒です。
「雑味」として捨てられてしまう部分がかなり残されたお米で作られている、とうこと。(雑味の部分が、本来は旨味、なのですよね。)

つまり、熟成によって変化をする成分(旨みの部分)がたくさん残されていることが、あの、えも言われぬ味わいを生み出すのです。

本当に、本当に味わいの深いお酒です。


少し甘みのある、深く、こっくりとした味わいはフォアグラやトリュフなど、香りの高い食材やしっかりした味付けのお料理とのペアリングも抜群です。

日本酒が好きな人でも、あまり飲む機会が多くない熟成古酒。

ハーパーさんの熟成酒にかける情熱に触れて、ここに秘めたポテンシャルにすっかり魅了される時間となりました。

語りたいことはまだまだありますが、マニアックになりすぎるので今回はこの辺で・・・(笑)

bijin158

TOKYO/SHONAN

会社員/自由人/唎酒師/ソムリエ

エリー [ No.0158 ]

好きな日本酒の銘柄:吉田蔵U/七賢/陸奥八仙/雪の茅舎 etc

湘南生まれ、湘南育ち。東京都内在住のOLです。 酒好きが高じて、利酒師・国際利酒師・ソムリエの資格を取得。 最近は日本酒伝道師の第一期生を卒業しました。 夢は、大好きなフランスに日本酒を啓蒙すること♡ 日々、食とお酒の活動に邁進しています。

このSAKE美人の他の記事を見る
Page Top