ちょっと変わった米鶴酒造×山形食材の会

2016.11.7

先日、山形県にある米鶴酒造さまのお酒と、山形県の食材をつかったお食事をあつめ、イベントを行いました。

どのお酒を、どの温度で、どの器で、どのお食事と合わせるのが一番自分好みなのか、見つけていただくイベントです。

普段から日本酒を飲む方。普段はハードリカーの方。
お酒は自宅で飲む方。お酒を飲む場を提供している方。
20代の方を中心に、50代の方まで。
男性も女性も、約20人の方がお越しくださいました。

様々な組み合わせを試していく中で、参加してくださった方々の、イチオシ組み合わせを一部ご紹介します!

米鶴 盗み吟醸 発泡にごり生
精米歩合60%、アルコール度数15%

【ワイングラス】×【5~15℃】×【ミルクケーキ】
「ワイングラスのほうが爽やかな香りが取れる。温度を上げると炭酸が抜けてしまったので、低温で。甘いミルクケーキと合わせると、炭酸も相まってきりっと引き締まる。」(30代・男性・バーの店長)

【おちょこ】×【20℃】×【しそ巻】
「炭酸が抜けてしまった後には、おちょこで楽しみたい。炭酸がなくなってもキリッとしてるので濃いしそ巻の味を綺麗にしてくれた。」(20代・女子・大好き日本酒)

爽やかな香りと炭酸ガスが特徴のこちら。含むと甘味とほのかに旨味、炭酸ガスと軽快な酸がとても爽やかでした。炭酸のあるうちは爽やかにワイングラスで。炭酸が抜けた後は、より旨味や米の香りを感じられるので、しっかりとしたお食事と相性が良かったようです。

まほろば 純米吟醸
精米歩合55%、アルコール度数15%

【おちょこ】×【35℃】×【酒米おむすび】
「ワイングラスより、おちょこのほうが濃く感じられる。35℃くらいだとふわっと甘味が出てくる。酒米おむすびがおいしかった。」(20代・女性・基本ウィスキー)

【ワイングラス】×【25℃】×【玉こんにゃく】
「25℃くらいでワイングラスだとスッキリ飲める。あまり主張が強いお酒ではないので、あっさりとした玉こんにゃくがいい。」(20代・男性・毎週日本酒友達と飲んでます)

口当たりが滑らかで、柔らかい甘みと旨味があります。次第に酸味が伸びてきますが、ほんのりと苦味があり、綺麗にきれていきます。ワイングラスでもよし、おちょこでもよし。食事に寄り添うような印象でした。

米鶴 超辛純米
精米歩合65%、アルコール度数15%

【ワイングラス】×【25℃】×【酒米おむすび・豆の塩ゆで】
「ワイングラスのほうがより鋭い感じがして好き。40℃までいくと、酸味が強く感じた。」(20代・女性・日本酒初めて)

甘味は控えめですが、うまみがぐっと伸びてコクを感じます。スッキリとした酸味がありキレます。糖少なめ、酸多め。糖が少ない分温度を上げると酸がしっかり感じられるようです。

米鶴 純米 豊穣の里
精米歩合60%、アルコール度数15%

【おちょこ】×【10~20℃】×【玉こんにゃく】
「ヨーグルトや果物のようなやわらかい酸味があって、さっぱり飲める。あまりしつこくない、玉こんにゃくが良かった。食事に優しく寄り添う、いいお嫁さんみたい。」(20代・女性・家族との晩酌はワインか日本酒)

今回一番人気だったのはこちら。華やかでさっぱりとした香りがあります。丸みのある甘みとやさしい旨味があり、口当たりも滑らかです。清涼感のある酸味があり、穏やかにキレていきます。山形県高畠町でしか買えません。

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このように、米鶴酒造様の日本酒を、各自の一番好きな方法で楽しんでいただくことができました。

そして、実際に現地で造っている造り手の方からのビデオレターもあり、皆さまに米鶴酒造・山形県高畠町・そして日本酒のことを広く知っていただけるきっかけになったのではないかと思います。

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日本酒は、温度でも、器でも、お料理でも味の感じ方は変わってきます。

おいしいお酒を探すことももちろん楽しいことです。

ですが、自宅にあるその1本を、ちょっと買ってみたその1本を、120%自分好みにして楽しむことができたら、きっとまた違う楽しさがあります。

ぜひ、今晩の晩酌に、そのお食事に合わせて、手元にあるお酒を工夫して楽しんでいただけたら嬉しいです。

kajin19

TOKYO

酒飲み、利酒師、焼酎利酒師

今井志緒里

好きな日本酒の銘柄:羽根屋、七賢

岐阜県出身。 高校卒業後、東京農業大学 醸造科学科へ進学。 在学中、日本酒への興味が湧き、大学卒業後は大手日本酒販売店へ就職。 転職により日本酒の業界から離れたことで「やはり自分の住む世界は日本酒の世界だ」と認識。 現在は利酒師、焼酎利酒師として日本酒と食に関しての事はもちろん、飲酒をする方の健康面に関してのイベントや情報も発信する。 『まず、日本酒に触れてみる。 学問として発酵を学んできた人間としての視点から そんなきっかけづくりをしていきたいと日々感じています。』

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