八海山が今日もスーパーに売っている理由。

2016.8.26

こんにちは!
ご無沙汰しております、SAKE佳人佐藤です。

今日は誰もが知る新潟のあの酒蔵
八海醸造さんについてのお話。

私が日本酒を好きになったきっかけになった蔵元。

それが、八海醸造さんでした。


今ではどこにでも置いてある。
それこそ大衆居酒屋にだって。

だから私は八海山をのまない。


そういう人もいるかもしれません。


だけど、そんな人にこそ言いたい!


八海山は
ほんと

すごいんだぞ!

あんまりにも有名蔵だから、意外と知られてないのですが、

一般的な日本酒蔵は、創業100年以上の歴史を持つところがほとんど。
一方で八海醸造さんの歴史は、実は94年。


そう、短いんです。

100年以上の歴史を持つ日本酒蔵が多くを占めるこの業界ではかなり珍しいほう。


言うなれば、日本酒界のベンチャー企業。

これほど名が知れているのに、意外ですよね。

1960年代、時代が越乃寒梅のような
淡麗辛口のお酒を好むようになったとき、


八海山は値段が大高騰!
そう、ちょうど今の山口の銘酒「獺祭」のように、
4合瓶が云万円する世界にまで行ってしまいました。



それを見た当時の蔵元はびっくり!
「多くの人に、親しみを持って飲んでもらいたいと思っていたのに
これじゃあ誰も買えないじゃないか!」
と思ったそうです。

そこで踏み込んだのが
安定供給への道。

つまり、全体の量が少なくて、供給が間に合っていないから高くなるのであって
それをまかなえるようになれば、値段の異常な高騰は収まるはず!

と考えたそうなのです。

ただ、一口に安定供給と言っても簡単にはいかなかったそう。

多額の設備投資はもちろんのこと
大量生産への方針転換による
「味が落ちた。」
「価値が下がった」
などといった揶揄もありました。

それでも
いつでも、どこでも美味しくて、安心してのめるお酒
となるために、方針は変えなかったとか。

こうして苦労を乗り越えて

多くの酒販店、飲食店、町のスーパー、そして家庭へ安定的に行き渡るほどのお酒を
造れるようになったんだそうです。


地元への貢献意識も高い八海山は
蔵のある新潟県南魚沼市の暮らしと文化を少しでも多くの人に知ってもらおうと
「魚沼の里」
というエリアも作っちゃったんですよ。ここ、知ってましたか?

魚沼の里は
商品も建物も、お菓子もみんなおしゃれ。
女子ごころをくすぐる空間です。

ちなみにこちらで売ってる「雪室ばうむ」、ふかふかしっとりで最高においしいです。
あとそば屋「長森」のおそばも最高です。
お酒も試飲できるし、かわいいお土産も買えるし、お酒やお米を使ったおいしいスイーツも充実です。

魚沼へ行った際には、ぜひ寄って、酔ってってください。^^



そうそう、先日8/8に八海山さんのプレミアムディナーに行って来まして、
南雲社長にたっぷりお酒造りへの情熱を伺ってまいりました。

右側が八海山特製の日本酒専用グラス。
まだまだ改良しますよ!と南雲社長。

特製の「日本酒グラス」は
香りを閉じ込め、旨みを広げる素敵なつくり。

そのグラスで、特上の八海山の吟醸香を吸い込んで、幸せな気持でした。





こんなにもおいしいお酒を、日常的に飲めるようにして下さったことに
感謝、感謝です。



今では、本当にどこでも見かけるようになった「八海山」。

その背景に沢山の人の努力があったんだなぁと
心に沁みた夕べとなりました。


ついつい長くなってしまいました。

さて、今夜も日本酒で乾杯。



Makiko Sato

kajin17

TOKYO (ginza, shinbashi, kanda, ikebukuro, otsua......)

利酒師 / 日本酒専門店勤務 / 株式会社セオリー(CEORY INC.)

SatoMakiko

✤東京都出身・豊島区在住

✤銀座を中心に店舗展開する「日本酒スローフード 方舟」という 日本酒専門店の会社に勤務して4年目。制作・営業・広報担当です。

✤大学生時代、利酒師資格を取得し 現在の会社に勤め始め 蔵元さんとの出会い 日本酒屋さんとの会話を通して日本酒何某かを学んできた「日本酒野生児」。(笑) 日本酒イベントを主催したりなど、徐々に活動範囲を拡大中!

知識も経験もまだまだこれからですが 職場柄 「日本酒界のスゴイ人たち」 にお会いしますので その方々の御言葉と 「日本酒と日本文化が持つ美しさ・素晴らしさ・大きな可能性」 を伝えていけたらと思います。

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