シンガポールで日本酒探し

2016.6.15

日本酒を求めて、シンガポールへ行ってきました。
旅のテーマはもちろん日本酒。シンガポール国内で日本酒を探します!

シンガポール共和国、通称シンガポールは、東南アジアの主権都市国家かつ島国である。マレー半島南端、赤道の137km北に位置する。同国の領土は、菱型の本島であるシンガポール島及び60以上の著しく小規模な島々から構成される。赤道直下に位置するため、一年を通じて高温かつ多湿である。

シンガポールは、飛行機で8時間ほどです。
日本との時差は1時間。ちょっとしたお休みを利用して遊びに行くにはもってこいです。

シンガポールの10年間の成長は著しく、GDP(国内総生産)ですが、日本が微増であるのに対してシンガポールは約4倍に拡大しています。次に消費者物価指数ですが、日本が微減であるのに対してシンガポールは約41%の上昇、人口にいたっては、日本が微増であるのに対してシンガポールは約58%も増加をしています。

一人あたりの国民総所得(GNI)は、日本が46,140ドル(約550万円)であるのに対して、シンガポールは54,040ドル(約650万円)となっており、アジアでトップとなっています。

国際競争力が非常に強い国であり、2015年の世界経済フォーラムの研究報告書において、世界2位の国と評価されました。

急速に発展を続けるシンガポールには、日本食や日本酒を取り扱うお店も増え続けています。

シンガポール市内を歩いていると、日本語の書かれた看板を目にすることも多かったです。ローカルな地域では、「焼き鳥」や「居酒屋」、すこし高級な地域では「寿司」をよく目にしました。

シンガポールにある飲食店は、外にメニューの看板を出していることが多かったです。例えばこちら。日本酒のメニューがずらりです。

シンガポールドルは現在、日本円で1ドル80円くらいです。

シンガポールで日本酒といえば、折原商店さまを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。


折原商店さまは、門前仲町に販売店をかまえる日本酒好きにはたまらないお店ですが、実はシンガポールにも支店があり、現地の方や旅行客、そして現地の飲食店へ安定的に日本酒を提供しています。シンガポールへ日本酒を根付かせている第一人者です。

夕方、日中の熱気も少し和らいできたころ伺うと、店の前には酒樽が立ち並んでいました。圧巻です。この雰囲気、まるで日本にいる錯覚を覚えます。

すでに店内には常連のお客様がいらっしゃいました。現地の方のようです。

さすが折原商店さま。圧倒的なラインナップです。もちろんすべて冷蔵庫管理。この冷蔵庫が合計3~4台、びっしりと日本酒が並んでいました。

こちらでも、日本同様に日本酒を買ったり飲んだりすることができます。

たくさんのメニューの中から、おすすめを一つだけ選んでいただきました。

スタッフの方のイチオシ「楯野川 純米大吟醸 本流辛口」

日本酒に囲まれて、日本酒を飲んでいると、本当に、どこの国にいるのかわからなくなってきます。シンガポールに日本食の店はどんどん増えており、現在60件以上の飲食店さまへお酒を提供しているそうです。

飲みに来るのは現地の方が多いそうです。日本の方が来店されると、焼酎を飲むそうですね。価格の違いにびっくりされる方もいるそう。


折原商店シンガポールでは、スタッフさまもお客さまも気さくな方ばかりで、あっという間に仲良くさせていただきました。店内のTVではジブリが流れていたのですが、「日本の猫はみんなあんなに太っちょなのか?」と聞かれました。笑

みなさま日本酒が好きでこのお店に通ってらっしゃるそうです。めがねのスタッフさんが写真を撮ってくださいました。

お酒を飲むということは、その土地の歴史文化を感じることだと、私は思っています。日本酒を飲むことで、日本の風景を思い描く方も少なくないでしょう。自身と日本との共通点をさぐるかもしれません。

今回シンガポールで日本酒を探してみた感想はやっぱり「高い」でした。明らかに日本で飲むよりも高いです。どうしても、輸送や温度管理、税金などたくさんのコストが乗ってきます。

これは日本酒に限った話ではなく、海外で大人気のキットカットの大袋は2袋で10ドルで販売されていました。

でも、価値を感じ、お金を払う人がいるんですよね。それが、シンガポールでの日本酒の「あたりまえ」なんですよね。

日本にいると幸せなことに、気軽に日本酒を飲むことが、「あたりまえ」に出来ます。じつはこれって、ものすごいことですよね。


大好きな日本酒が、海外でもこんなにも愛されていることを感じ、とてもうれしかったです。

ぜひ旅行へ行く際は、海外の中の「日本」を探してみてください。「日本」のすばらしさを再認識できるきっかけになると思いますよ。

kajin19

TOKYO

酒飲み、利酒師、焼酎利酒師

今井志緒里

好きな日本酒の銘柄:羽根屋、七賢

岐阜県出身。 高校卒業後、東京農業大学 醸造科学科へ進学。 在学中、日本酒への興味が湧き、大学卒業後は大手日本酒販売店へ就職。 転職により日本酒の業界から離れたことで「やはり自分の住む世界は日本酒の世界だ」と認識。 現在は利酒師、焼酎利酒師として日本酒と食に関しての事はもちろん、飲酒をする方の健康面に関してのイベントや情報も発信する。 『まず、日本酒に触れてみる。 学問として発酵を学んできた人間としての視点から そんなきっかけづくりをしていきたいと日々感じています。』

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